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ヨーロッパの雄、WITHIN TEMPTATIONの3年ぶり6枚目となる
オリジナルアルバム。2014年作。

一聴しただけで思わず唸ってしまうほどの説得力のある音楽が展開される。
このバンド、ソングライティング能力とアレンジ能力がものすごく
レベルが高いのだ。その上にナイチンゲールの喉を持つと言わしめている
アデル嬢のヴォーカルが加わるのだから、内容は天下一品だ。

前回のアルバムからの、アメリカ市場を意識したポップス性を引き継ぎながらも
ゴシックメタルの枠を飛び出て、ラップまでも取り込んでしまう懐の深さが
ものの見事にきまっている。

このアルバムにゴシックメタルを期待して聴くと幻滅するかもしれない。
このアルバムはアメリカ市場を意識した、極上のポップスフォーマットで制作された
ポップスアルバムだ。

もはやWITHIN TEMPTATIONにしてみれば、ゴシックメタルだろうが
ポップスだろうが、関係ないのだろう。

このアルバムからは、自分達の創造する音楽を信じて、最先端を目指そうとする
アーチストの息吹を感じる。とても感動的なアルバムだ。

50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・9.0
メロディアス度・・8.5


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Within Temptation - Paradise (What About Us?) ft. Tarja


Within Temptation - Dangerous ft. Howard Jones


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ヨーロッパを代表する歌姫、シャロン・デン・アデル(Vo)を擁するWITHIN TEMPTATIONの2011年発表の 5作目。前作「The Heart of Everything」では、よりモダンな要素を打ち出してきたが、本アルバムではさらにモダンに、さらにPOPに変化している。もはやゴシックメタルの面影は無い。

結成15年を迎えて取り組んだ本作は、コミックと連動したコンセプトという異色の内容。あまり聞かないコンセプトなので、若干の不安を感じつつアルバムを聴いてみた。尚、国内版にはDVDが付属する。

曲目
1. Why Not Me
2. Shot In The Dark
3. In The Middle Of The Night
4. Faster
5. Fire And Ice
6. Iron
7. Where Is The Edge?
8. Sinead
9. Lost
10. Murder
11. A Demon's Fate
12. Stairway To The Skies
*13. I Don't Wanna
*14. Empty Eyes

アルバムは全体的に音に厚み、安定感が出てきている。が、今までのWITHIN TEMPTATIONとは、ずいぶん違う印象を受ける。 1番の変化はシャロン・デン・アデル(Vo)の歌唱法だろう。 2曲目から以前とは違い、パワフルにシャウト気味に歌っている。続く3曲目、4曲目も同様だ。パワフルでダイナミックに歌っている。

それは5曲目のバラード調の曲でも同じだ。以前のように優しく歌い上げるといった感覚は消えダイナミックに歌っている。それはアルバム終盤まで行き届きている。

今までのスケールの大きさ、緻密さも感じさせる表現方法から、身近で少々ラフでパワフルなPOPスタイルへと、サウンドの質感に大きな変化をもたらしいる。アメリカ進出を視野に入れてのことだろうが、個人的にはしっとりと歌うシャロン・デン・アデル(Vo)を聴きたいというのが本音。

結局のところ、このアルバムはアメリカ進出へ向けての第一歩であり、アメリカンハードPOPSとヨーロピアンPOPSの中間に位置する感じがする。

楽曲自体は優れており、良質のPOPSとして聴ける。ただしその分、以前のWITHIN TEMPTATIONらしさは薄れている。音像からして1980年代に全米チャートを賑わせていたHEARTに感じが似ている。現在のMETAL系ではEVANESCENCEあたりに似ている感じ。

どちらにしろ変化するという事は、古くからのファンが離れていく代わりに新たなファン層を獲得すると言う事だから、本アルバムでのWITHIN TEMPTATIONの変化は必然だろう。次のアルバムでどの方向に決定付けるのか、非常に興味深い。その時、シャロン・デン・アデル(Vo)はどのような歌唱法で挑むのか興味は尽きない。

今作も標準以上のクオリティを保っているが、ファン層を広げるための一環としてのアプローチがとられているようで、 WITHIN TEMPTATIONのファンでなくても、普通に楽しめる仕上がりになっている。

Within Temptation - Faster Music Video


Within Temptation- A Demon's Fate



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.5
メロディアス度・・8.0


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もう40年以上も前からHARD ROCKとオーケストラの融合に、いろいろなBANDがチャレンジしてきたが、 RENAISSANCE(ルネッサンス)の成功例は別格として、そうそう成功例は無い。

今回のWithin Temptationとオーケストラの競演は、Within TemptationのBANDとしての個性がやや希薄なことが幸いして、うまくオーケストラと融合している。

本作品は、2008年にWithin Temptationの自国、オランダ・ロッテルダムにて行われたフルオーケストラとの、ライブの模様を完全収録した2枚組みCDに、ボーナスDVDが付属したもので、見所はライブを完全収録したDVDだ。

1万人収容の会場、ヨーロッパ最大のスクリーン、フルオーケストラおよび30名のコーラス隊など、豪華な内容のライブとなっている。

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実際、内容は素晴らしく最初から最後まで見るものを飽きさせることはない。 1曲目はオーケストラの演奏で始まる。いい演出の導入部だ。

注目はやはりオランダの、いや、もはやヨーロッパを代表する歌姫、シャロン・デン・アデル(Vo)なのだが、期待以上のクオリティで歌声を聴かせてくれる。1曲目のオーケストラの演奏が終わりシャロン・デン・アデル(Vo)が2曲目を歌い始めると、その第1声で場の雰囲気が変化する。確固たる世界観を明確に出来うるアーチストのみが持つ力だ。途中ゲストを迎えながら、最後の感動的なIce Queenまで、最高のパフォーマンスを見せてくれる。

このライブの記録は、シャロン・デン・アデルはもちろんの事、Within Temptationの一つの金字塔だろうし、 Within Temptationとしてベストの状態でのパフォーマンスだろう。とにかくこのオランダ・ロッテルダムのライブ映像は一見の価値がある。(インタビュー及びドキュメンタリー等の特典映像も付いている)

Within Temptation - Our Solemn Hour - Black Symphony


Within Temptation - Ice Queen - BlackSymphony



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・9.0
メロディアス度・・9.0


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前ニ作で確固とした基盤を築いた、オランダのゴシック・メタルバンド、WITHIN TEMPTATION (ウィズイン・テンプテーション)の4作目。2007年度の作品。やや不吉な感じを予感させるアルバムジャケットに驚きながらも、中身は進化を続けるWithin Temptationだ。

曲目
1. The Howling
2. What Have You Done
3. Frozen
4. Our Solemn Hour
5. The Heart Of Everything
6. Hand Of Sorrow
7. The Cross
8. Final Destination
9. All I Need
10. The Truth Beneath The Rose
11. Forgiven

前作にもましてメタル色が強くなったり、BANDとしていろいろ工夫のあとも見られるアルバム。

1曲目の「The Howling」からエッジの効いた楽曲で、シャロン・デン・アデル(Vo)のシャウト気味の歌声を聴かせたり、続く2曲目の「What Have You Done」で男性ヴォーカルとのデュエットを聴かせるなどの、 BANDとしての工夫を早くも感じ取ることが出来る。

かと思えば6曲目の「Hand Of Sorrow」のように、今までの路線も残しているし、 9曲目「All I Need」では、シャロン・デン・アデル(Vo)が今までに無く力強く歌う曲もある。そして11曲目「Forgiven」 などの、ピアノメインの落ち着いたバラードもある。今までに無く非常にバラエティな構成だ。それぞれのメロディはあいかわらず美しい。

全体にメタル色が強くなった分、シャロン・デン・アデル(Vo)がしっとりと歌う場面が減ったのは、個人的には残念に思う。何といってもWithin Temptationの存在はシャロン・デン・アデル(Vo)あってこそだからだ。

ゴージャスでシンフォニックなゴシック路線は、もはや完成の域に達している。

本作では前作のすぐれた楽曲のクオリティを引き継ぎつつ、変化を取り入れることに成功している。ヨーロッパでの女性(Vo)ゴシックメタルバンドのトップに立って、次世代のバンドに追われる立場になった今、 Within Temptationとして、今後さらにどのように変化していくのか楽しみだ。


Within Temptation - Our Solemn Hour


Within Temptation - All I Need



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・9.5
メロディアス度・・9.0


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オランダのゴシック・メタルバンド、WITHIN TEMPTATION(ウィズイン・テンプテーション)の3rd。2004年度の作品。

曲目
1. Intro
2. See Who I Am
3. Jillian(I'd Give My Heart)
4. Stand My Ground
5. Pale
6. Forsaken
7. Angels
8. Memories
9. Aquarius
10. It's The Fear
11. Somewhere
12. A Dangerous Mind
13. The Swan Song

前作「Mother Earth」に比べBANDが前面に出てきており、BANDとしての一体感がでてきている。シャロン・デン・アデル(Vo)の美しい声を生かすための楽曲創りは前作と同じだが、BANDが前に出てきた分、BANDとしてのまとまりも感じられ、よりいっそうシャロン・デン・アデル(Vo)の声を生かしきっている感じだ。

シャロン・デン・アデル(Vo)自身も歌唱の幅が広がったようで、楽曲のよさもあいまって相乗効果のように素晴らしく歌声が響く。

個人的には、オランダのような人口1,600万人程度の小さな国から、このようなBIG BANDがでてきたもんだと感心してしまうが、オランダはクラシック音楽も盛んだから、このような形のBANDが生まれるのは必然といえば必然なのかもしれない。

所々に現れるクラシック音楽的表現もドラマチックかつ荘厳さをうまく表現しているし、とにかく聴き手を飽きさせない構成は見事だ。やはり注目はシャロン・デン・アデル(Vo)に集まってしまうのだが、ときに妖艶に、ときに清艶に聴かせるその声の魅力は、やはりこのBANDの生命線だろう。

アルバム自体は適度にメタル色も出てきて、前作より力強く、中だるみすることも無く聴きやすい。今作も万人に薦められる優れたアルバムだ。


(ちなみにオランダやベルギーのクラシック音楽楽団の音色は、イギリスなどと比べるとコクがある。後、話はそれるけど、オランダは、サッカー世界ランキング2位というのにも感心してしまうし、大麻・売春といった事も国が認めて国で管理してるし、積極的尊厳死を合法化している事も驚きだ。

オランダ人の基本的思想は感情を超えて合理的で理論的。だからといって冷たいわけではなく、どちらかと言うと親切で寛容。ただし寛容な一方で何事も自己責任で行動する事を求められる。まあ自由に対する自己責任はヨーロッパを始め多くの国で求められるのですが)

Within Temptation - Jillian (I'd Give My Heart)


Within Temptation - Angels



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・9.5
メロディアス度・・9.5


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