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フィンランドが誇るメロディック・デスメタルバンドの雄、Amorphis(アモルファス)が、祖国の叙事詩「カレワラ」をルーツに完成させた、壮大な内容を持つアルバム。今作は、2011年発表の通算10作目。印象としてはずいぶんとモダンなサウンドになっている。

またNIGHTWISHのマルコが間接的に参加している。そしてトラヴィス・スミスが手がけてたアートワークも美しく、「ホオジロガモの卵から世界は誕生した」という世界観を具現化している。


曲目
01. Battle For Light
02. Mermaid
03. My Enemy
04. You I Need
05. Song Of The Sage
06. Three Words
07. Reformation
08. Soothsayer
09. On A Stranded Shore
10. Escape
11. Crack In A Stone
12. Beginning Of Time
13. Heart's Song


1曲目。哀愁あふれるピアノで幕を開け、勇壮で力強いメロディラインが響き渡る。デス声によるアクセントがよく効いており、しっかりと曲を締めている。どことなく北欧の風景が浮かぶ。

2曲目。哀愁を誘う、北欧らしさ満点のアップテンポ・ナンバー。このアルバムの最初の聴きどころ。間奏部のギターやシンセの音が心地良い。

3曲目。 力強くヘヴィなデス声と、メロディアスで叙情的なノーマル声の掛け合いが印象的な曲。

4曲目。 しっとりとかつ、北欧的な叙情的雰囲気を持つミドルテンポの曲。メランコリックなピアノの音色が美しく響く。

5曲目。 煽情的な疾走曲。勇壮的な表現から、フルートが響く叙情的な表現へ移る場面転換は素晴らしいの一言。時々入る民族的なパートも美しく響き、聴き手を惹きつける。

6曲目。 ミドルテンポのヘヴイな曲。繊細な部分とアグレッシヴな部分が混在している重厚な曲。

7曲目。ピアノの旋律で始まり、美しいメロディラインを持つドラマティックな曲。終盤は重なり合う男声コーラスが重厚さを醸し出している。

8曲目。アップテンポな曲で、ギターが叙情性極まりないメロディーを奏でる。 どことなくエスニックな感じのするサウンドで、女性ヴォーカルがコーラスやバッキング・ヴォーカルとして効果的に使われている。

9曲目。 ミドル・テンポの曲で、しっとりとしたメロディを、ノーマル声が切なく歌いあげているハードバラード調の曲。ギターソロも泣きのフレーズで心に響く。

10曲目。アップテンポで勇壮な叙情メタルナンバー。途中で聞かれるデス声が、勇壮感をもりあげる様に効果的に使われている。

11曲目。ヘヴィなミドルテンポの曲。デス声が北欧独特の雰囲気を醸し出し、雰囲気をもりあげる。後半付近のコーラスがより一層北欧を意識させる曲。

12曲目。どこかミステリアスなムードが漂う曲。ギターの爪弾くメロディラインが印象的。曲が進むに連れ少しずつ重厚さを増していく、本編ラストに相応しい構成だ。

13曲目。どこか退廃的な感じを受けるミドルテンポの曲。メロディアスなギターソロのバックで聴ける笛の音が印象的。


このアルバムは、個々の曲に強烈なサビがある訳でもなく、パワフルなヴォーカルや高揚感溢れる演奏で聴かせる訳でもないのだが、不思議と耳に馴染むエモーショナルなメロディが心地良い。

北欧独特の民族的な音楽も上手く調和させてあるし、派手さは無いが、懐の深いとても優れたアルバムだ。一度は全曲通して聴いたほうがいいアルバムだと思う。


Amorphis - Mermaid


Amorphis - Song of the Sage



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.5
メロディアス度・・8.5



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フィンランド出身のメロディック・デスメタルバンドAMORPHIS(アモルファス)の1996年発表の3rd。独自の叙事詩世界を展開していく音楽性は非常に密度が高く、聴き手を惹きつけ離さない。

曲目
1. BETTER UNBORN
2. AGAINST WIDOWS
3. THE ORPHAN
4. ON RICH AND POOR
5. MY KANTELE
6. CARES
7. SONGS OF THE TROUBLED ONE
8. WEEPER ON THE SHORE
9. ELEGY
10. RELIEF
11. MY KANTELE (ACOUSTIC REPRISE)
(LIVEが4曲BONUS TRACKとして追加されている)


1曲目。 アラビア旋律を配し、中近東の雰囲気を匂わせるミドルテンポの曲。デス声とノーマル声を使い分けるなど、 BANDとしての存在感はっきりを示している。

2曲目。 出だしのツイン・ギターのメロディが印象的な曲。このメロディは日本人好みだろう。デス声とノーマル声の使い分けも、ツボを心得た使い分けで見事な展開をみせる。叙情的なギターメロディの繰り返しも良い意味で、感情を揺さぶる。

3曲目。ゆっくりと、ためをもったメロディで始まる、哀愁漂う曲。重心は低く重く、揺るぎのない音だ。中間部のギター・ソロが哀愁溢れるメロディ全開で鳴り響く。

4曲目。 ほぼインスト曲。ギターが同じメロディをこれでもかと微妙に変化させて、聴き手に迫ってくる。クド過ぎるまでの同じメロディの繰り返しだが、微妙に変化していくし、終盤に近づくほど緊張感が増してくるので、飽きることが全く無い。ツボを心得たアレンジが光る。

5曲目。 ゆったりとした懐の深いスローテンポの曲。デス声とノーマル声が効果的に使われている。キーボード・ソロが印象的で、泣きのフレーズが散りばめられてる。

6曲目。 緊張感溢れる出だしで始まる曲。デス声が効果的なアクセントになっている。途中1分30秒あたりから現れる民謡調のフレーズは、非常に懐かしさを感じるし、琴線に触れる。

7曲目。 デス声が変化をつけているが、これもやや早めの、ほぼインスト曲。ギター・ソロの響きが心地良い。同じメロディを微妙に変化させ繰り返す、AMORPHIS得意のパターンの曲。

8曲目。デス声とノーマル声の使い分けが見事なミドルテンポの曲。重心の低い演奏は聴いていて心地良い。キーボードとギターが混ざり合う終盤はドラマチックだ。

9曲目。 タイトル・チューン。透明感溢れるメロディで始まるこの曲は、泣きのバラード。ずっしり重い演奏と、ピアノソロの対比が見事なミドルテンポの曲。

10曲目。 イントロの疾走するギターのメロディが美しいインスト曲。ここでも、同じメロディを微妙に変化させ繰り返す、AMORPHIS得意のパターンが現れる。キャッチーなメロディと、この繰り返しパターンは、なかなかツボにはまる。

11曲目。 5曲目「MY KANTELE」のアコースティック・バージョン。 5曲目とはまた違った味わいで、うっすらと聴こえるシンセサイザーが哀愁を誘う。


全体的にミドル及びスローテンポな曲調で、重心は低く重く、揺るぎのない見事なサウンド・プロダクションだ。このアルバムでよく使われる、同じメロディを微妙に変化させ繰り返すAMORPHIS得意のパターンもツボを心得ている。

そしてなんといっても、AMORPHISの創りだす世界観は、完全に他のメロディック・デスメタルバンドとは一線を画している。オリジナルティー溢れる見事なサウンドだ。


Amorphis - Against Widows


Amorphis - Cares



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.5
メロディアス度・・8.5



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