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英国プログレッシヴ・ロックの雄、KING CRIMSON(キング クリムゾン)の1stアルバムにして、最高傑作。1969年作。キーボード(メロトロン)や、管楽器(サックス、フルート)といった、当時ロックバンドであまり使われることのなかった楽器を導入し、新しく斬新な音楽を創造した。

「IN THE COURT OF THE CRIMSON KING」(クリムゾン・キングの宮殿)は印象的なアルバム・ジャケットから、すでに異様な雰囲気に包まれる。曲は全5曲。ほとんど連続して演奏される。

まず1曲目。「21st Century Schizoid Man including Mirrors」 遠くで鳴る汽笛のような小さな音を打ち破るように、21世紀の精神異常者が突如現れる。歪みに歪んだ激しいヴォーカル。ヘヴィなリード・サックスの唸り。嵐のようなインプロヴィゼーション的アプローチ。爆発するエネルギーの塊。

連続して演奏される2曲目。「I Talk To The Wind」 狂気から開放されたようなやさしいイントロから美しいメロディへと続く。メロトロンの音が美しい楽曲。

そして3曲目。「Epitaph including March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow」 雄大なシンフォニーにのせて絶望感に満ちた物語を繰り広げる、凄絶なまでの美と重厚さに満ちた曲。「Epitaph」は、あまりにも物悲しく、そしてこの上なく美しい物語を語る。

4曲目。「Moonchild including The Dream and The Illusion」 美しいメロディが奏でられた後、いきなりメロディの無い荒野に置いてきぼりにされる。それはどこまでも、どうしようもなく孤独な世界。音のない音。

5曲目。「The Court of the Crimson King including The Return Of The Fire Witch and The Dance Of The Puppets」 再びKING CRIMSONは壮麗なシンフォニーを奏でる。 中間部のメロトロンとコーラスが美しい。 フルートの音色が響き渡る中、全体は終局へと向かい大団円を迎える 。


個人的にメロディ優先の僕は、メロディの無い荒野に一瞬呆然とするのだが、全体を通して聞くとメロディの無い荒野の存在に納得させられる。このアルバムはクラシック音楽の様に何百年も色あせる事なく存在するだろう。


メンバー
ロバート・フリップ( Guitars)
グレッグ・レイク( Bass+Vocals)
イアン・マクドナルド( Windwoods, Keyboards+Vocals)
マイケル・ジャイルズ( Drums+Vocals)
ピーター・シンフィールド( Words)

King Crimson - 21st Century Schizoid man


50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・6.5
メロディアス度・・7.0


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