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フランスのシンフォニック・メタル・バンドFAIRYLAND(フェアリーランド)の1stアルバム。2003年作。ヴォーカルは元DARK MOORのエリサ嬢。サウンドは典型的なRHAPSODY(ラプソディー)系ファンタジック・サウンド。

曲目
1. And So Came The Storm...
2. Ride With The Sun
3. Doryan The Enlightened
4. The Storyteller
5. Fight For Your King
6. On The Path To Fury
7. Rebirth
8. The Fellowship
9. A Dark Omen
10. The Army of The White Mountain
11. Of Wars in Osyrhia
12. Guardian Stones


1曲目。スカボロフェアーのメロデイで始まる物語の始めを告げる短いインスト曲。

2曲目。 1曲目に繋がって始まるシンフォニックな疾走曲。キラキラしたサウンドや強烈なクワイヤがこれでもかと連発する。まさにRHAPSODYばりのファンタジック・サウンドだ。

3曲目。スローでファンタジックなイントロからいきなり疾走する曲。大仰な間奏も様々な展開を見せてくれて聴き応え十分。ギターソロが勇ましい。

4曲目。シンフォニックかつ幻想的なバラード。大げさな男性クワイアが連発し、雰囲気をもりあげている。中間部の民謡調のフレーズはじつにタイミングよく挿入されている。

5曲目。煌びやかで勇壮な疾走曲。タイトル通り戦いの曲。エリサ嬢のハイトーンヴォイスが一段と映える。

6曲目。ナレーションのイントロからいきなり激しく疾走する曲。 RHAPSODYお得意の手法を使っているRHAPSODY風ファンタジック・サウンドチェーン。初期RHAPSODYそのままの曲だ。

7曲目。美しいメロディのバラード曲。大仰なクワイアが印象的。

8曲目。ドラマチックな疾走曲。これまた強烈なクワイヤが印象的で、初期RHAPSODYそのままの曲。終盤のナレーション入間奏などまさにRHAPSODY風味。

9曲目。スケール感のあるシンフォニックな疾走曲。劇的かつ煌びやかに疾走するサウンドは心地良い。エリサ嬢の力強いヴォーカルが印象的。

10曲目。映画音楽のようなゆったりしたテンポのインスト曲。

11曲目。アルバム・ラストを飾る10分超えの大作。大袈裟なイントロからシンフォニック炸裂の勇壮な曲。大げさなクワイヤ、緩急ある展開など聴きどころ満載で、最後を飾るぞという気合いを感じる。

12曲目。ボーナス・トラック。ドラマチックな疾走曲。スローになる間奏が印象的で、曲に変化をつけている。


どの曲も水準以上の出来だが、あまりにも初期RHAPSODYの影響を受けすぎている。RHAPSODYのフォロワーかと思うほど、 RHAPSODY風の音楽性だ。

これでRHAPSODYのファビオ・リオーネ(Vo)が歌えば、RHAPSODYそのままになってしまう。それはそれで悪くはないが、やはり個性を打ち出して行かないと、この業界で生き残れないだろう。

1stアルバムにして凝ったアレンジ、壮大なシンフォニックメタルサウンドを打ち出せる実力を持っているのだから今後に期待できるBANDだ。

本アルバムは、RHAPSODYやDARK MOORファンならば聴く価値は十分あるだろうし、お薦めできる。


Fairyland - Ride with the sun


Fairyland - The Storyteller


Fairyland - The Fellowship



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.5
メロディアス度・・8.5



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ノルウェーのゴシックメタルバンド、LEAVES' EYES(リーヴズ・アイズ)のフル・アルバムとしては4作目。 2011年発表。

このアルバムをゴシック・メタルとして期待すると、肩透かしを食わされる。このアルバムで聴かれるサウンドは、幻想的なアルバムジャケットのアートワークとはかけ離れた、北欧トラッド音楽だ。


曲目
1. Spirits’ Masquerade
2. Etain
3. Velvet Heart
4. Kra kevisa
5. To France
6. Meredead
7. Sigrlinn
8. Mine Ta ror er ei Grimme
9. Empty Horizon
10. Veritas
11. Nystev
12. Tell-Tale Eyes


1曲目から壮大な展開のトラッド音楽で、シンフォニックな味付けがなされており、よく練ったアレンジとリブ・クリスティン(Vo)の可憐な声で、リスナーをLeaves' Eyesの世界にゆっくりと導いてくれる。中間部の民謡調のメロディが哀愁を誘う。

2曲目。民謡調のメロディを歌うリブ・クリスティンの声とヘヴイな演奏の対比が面白い曲。女性コーラスが効果的に使われている。

3曲目は、シングルカットされてもおかしくないぐらいメロディラインのはっきりした曲で、トラッド風味とへヴィなサウンドがうまく混ざっている。このアルバム中もっともスピード感あふれる曲。

4曲目。北欧情緒溢れるミドルテンポの曲。リブ・クリスティンの声からも、そこはかとなく悲しい感じを受ける。民族楽器が心地よく響き渡る。

5曲目は、マイク・オールドフィールドが「Discovery」で発表した曲のリメイク。リブ・クリスティン(Vo)の可憐な声が楽曲によくマッチしている。ヘビーなサウンドがリブ・クリスティン(Vo)の歌唱をうまくサポートしており、この曲ならではの儚さを、かもし出している。

6曲目はタイトル・チェーンになる曲。アコーステック・ギターが印象的に使用されている。この曲はミドルテンポの曲で、ゆったりと流れていく。

続く7曲目は9分近い大作。この曲にはデス・ヴォイスが挿入されている。後半ややテンポが速くなるが、基本的に6曲目とテンポがたいして変わらず、印象的なメロディもないので、やや中だるみを感じる。

8曲目。ささやくように歌う、リブ・クリスティンの可憐な声がいっそう引き立つ曲。リブ・クリスティンの声は、凍えそうな北欧の地に咲く一輪の花のように儚い。

9曲目は久しぶりに力強い音を聴かせてくれる。リブ・クリスティンの歌にからめて、男性ヴォーカルが効果的に使われている。

10曲目。リブ・クリスティンのスキャットで始まる間奏曲。

11曲目はトラッド的な部分とメタル的な部分が中途半端に混ざり合っている。多分トラッドとメタルの融合を考えているのだろうが、この曲に関しては未消化な部分が見うけられる。

12曲目。北欧の風景が浮かび上がってくる様な情緒溢れる曲。男性ヴォーカルと女性ヴォーカルのデュエットが美しい。民族楽器が鳴り響く中、終曲となる。


冒頭でも述べたが、本アルバムをゴシック・メタルのアルバムとして期待すると、肩透かしを食わされる。

このアルバムは喧騒を離れて、ゆったりとリブ・クリスティンの美しい声と、北欧的情緒に浸るためのアルバムだと思う。途中若干中だるみするが、女性ヴォーカル好きならば安心して聴けるアルバムだろう。


Leaves Eyes - Velvet Heart



Leaves Eyes - To France



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・9.5
メロディアス度・・9.0



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フィンランドのシンフォニックメタルバンド、DOTMA(ドトマ)の1stアルバム。2011年作。

NIGHTWISHの成功以降、ソプラノシンガーをフロントにした、シンフォニックメタルBANDは続々と登場しているが、このBANDも同タイプで、実際のところNIGHTWISHとはどのように違うサウンドを聴かせてくれるのか興味があったのでジャケ買いしてみた。


曲目
1. Legend Of Blackbird
2. Reborn
3. Silent Sunshine
4. Indian Fall
5. Whispering
6. The Cave
7. Kingdom Of The Sky
8. Memory Worth Dying For


1曲目。 ミディアムテンポの曲にソプラノヴォイスがのり、ゆったりとしてはいるが、広がりを感じる曲。ソプラノヴォイスは元NIGHTWISHのターヤほど力強くはないが、このBANDのヴォーカルのヨハンナ・レソネンは、ヨハンナ・レソネンなりの透明感のある、味のある声を聴かせてくれる。

2曲目。男女混合ヴォーカルでオペラ風な曲。ミドルテンポよりやや速い曲調。飛翔感のあるソプラノヴォイスがなかなか聴かせてくれる。

3曲目。ターヤ時代のNIGHTWISHの影響を強く受けている曲。北欧的なメロディラインが美しい。

4曲目。どこか哀愁の漂う曲。ヨハンナ・レソネンの声質にあっている曲で、もの悲しくも美しい感じをよく表現している。

5曲目。展開の激しい曲。北欧的な土着性や哀愁を感じる。

6曲目。ミディアム・ナンバー。ヨハンナ・レソネンの声がよく映えるナンバー。男性声の語りが入ったりと、やはりここでもNIGHTWISHの影響を強く受けている。

7曲目。 10分を越える大作。しっとりとした北欧的サウンドで幕を開けるミディアム・ナンバー。男性コーラスがはいったりといろいろな展開はあるが、スリリングな展開ではないので、個人的には冗長的に感じた曲。

8曲目。荘厳でゆったりした曲。ヨハンナ・レソネンの声が、もの悲しさを上手く表現している。


1stアルバムと言う事もあり、まだまだNIGHTWISH+LEAVES' EYESといった感じのサウンドで、個性は希薄だ。が、どこかオリジナルのタイム感も感じるので、これからの成長も十分期待できる感じがする。その意味では、長い目で見る事ができそうなBANDだ。

それにDOTMA(ドトマ)の持つ、ゆったりとした重厚さは美点で、即効性は無いが、聴きこむと味が出てくるタイプだ。できればNIGHTWISH+LEAVES' EYES風味にならず独自のサウンドを築きあげてもらいたいと思う。

もしかしたら大化けする可能性を秘めているので、今後に期待できるBANDだ。


DOTMA - Legend of Blackbird


Dotma - Indian Fall



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.0
メロディアス度・・8.5



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カナダのメロディック・スピード・メタル・バンド、INSTAMZIA(インスタンジア)の1stアルバム。2010作。カナダ出身のメロディック・スピード・メタル・バンドというのも珍しいので、興味を惹かれて聴いてみた。

曲目
1.Omen
2.Ghosts of the Past
3.Power of the Mind
4.Charming Deceiver
5.Heavenly Hell
6.A Genius Who Believes
7.The Key
8.The Desert Fox


メロディック・スピード・メタル・バンドとしては目新しさは無いものの、デビュー・アルバムにして完成の域にある演奏技術、ヴォーカルの上手さ、叙情美溢れる作曲能力をもっているBANDで、文句のつけようもない。サウンドプロダクションも優れている。

ラスト8曲目、11分の大曲もなんなく演奏し、一気に聴かせる力は新人離れした実力を持ったBANDだ。ただキラーチューン的な曲が無いので、その当たりは次回作に期待というところ。

実際に十分期待に答えてくれるであろう実力を兼ね備えたBANDで、今後の活躍が大いに期待ができる優れたBAND。

メロディック・スピード・メタルファンならば必聴のアルバム。


Instanzia - Ghosts Of The Past


Instanzia - Power of the mind



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.5
メロディアス度・・8.0



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