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前作で一気に注目を集めたイタリアのシンフォニック・メタル・バンド、RHAPSODY(ラプソディー)のセカンド・アルバム。1998年作。今作ではいっそうオペラ風の流れに磨きがかかり、よりクラシカルに、よりシンフォニックになっている。

曲目
1. Epicus Furor
2. Emerald Sword
3. Wisdom of The Kings
4. Heroes of The Lost Valley
5. Eternal Glory
6. Beyond The Gates of Infinity
7. Wings of Destiniy
8. The Dark Tower of Abyss
9. Riding The Wings of Eternity
10. Symphony of Enchanted Lands


オペラの導入部的な「Epicus Furor」から、2曲目「Emerald Sword」へのすばやい場面転換は見事で、リスナーはここですでに心奪われる。

疾走曲「Emerald Sword」は圧倒的な存在感があっり、シンフォニック・メタルの王道的楽曲。メロディアスかつ力強い。クラシカルな導入部から、一気に疾走する手法はRHAPSODYの得意とするパターンだ。

続く「Wisdom Of The Kings」もしっとりとした出だしから、スピード感溢れる曲に展開していく。メロディアスで美しい曲だ。場面転換もはっきりしていて、聴きごたえがある。

4曲目「Heroes of The Lost Valley」はフルートとチェンバロによるバロック音楽そのもののハーモニーが、美しくもの哀しい。途中で映画のようにナレーションが入る

5曲目「Eternal Glory」は、オーケストラが勇壮に鳴り響き、曲は次第に戦いの時を告げているように動き出す。緩急もしっかりとついていて、どっしりとした曲。あいかわらず曲の展開はリスナーを飽きさせる事は無い。最後は「Heroes of The Lost Valley」の一部を演奏してこの曲は終わる。

6曲目「Beyond The Gates of Infinity」は、 RHAPSODYお得意の場面展開が多い疾走曲。いろいろな要素を詰め込んだせいか、やや聴き疲れを感じなくも無いが、クオリティは高い。

7曲目「Wings of Destiniy」はピアノで始まるバラード曲。RHAPSODYの曲としては、非常にシンプルな作りになっている。ファビオ・リオーネ(Vo)の感情たっぷりに歌い上げるボーカルには、彼の歌唱力の素晴らしさを再認識させられる。このバラード曲はアルバム全体の変換点として、いい流れになっている。

8曲目「he Dark Tower of Abyss」。 この曲の旋律を聴いてニヤリとするクラシック愛好家も多いだろう。有名な曲がイントロ、中間部に使われている。基本的に疾走曲ではあるが、緩急がはっきりしている。またアルバムの中でもクラシック音楽からの影響が 1番強くでており、荘厳で格調高く緊迫感がある。

9曲目「Riding The Wings of Eternity」は 壮大でスピーディーな曲。とにかくダイナミックな動きを感じる。

10曲目「Symphony of Enchanted Lands 」は ナレーションで始まるタイトルチューン。パイプオルガンの響きに重なって、ファビオ・リオーネ(Vo)が戦いへの決意を歌い上げる。荘厳な雰囲気の中、場面は展開していく。中間部での女性の独唱が印象的だ。またこの曲では民族楽器が効果的に使われている。


オーケストラの導入部分が多くなって、前作のような勇壮なイメージを持つ曲が減ったため、前作よりは勇壮さに欠けるが、そのかわり壮大さや荘厳は向上している。メロディアスな点は相変わらずだし、高揚感溢れるダイナミックな場面転換は、とても聴きごたえがある。

このアルバムも、単なるHEAVY METALというカテゴリーには収まりきらないサウンドプロダクションがされている。


Rhapsody-Emerald Sword (Official Video)


Rhapsody Of Fire - Emerald Sword + Gran Finale (LIVE CANADA)


Rhapsody - The Dark Tower of Abyss



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.0
メロディアス度・・8.5


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猫と遊ぶ・13

comment iconコメント ( 6 )

No title

ひゃあ~ソバージュ?の男の人が居る!私でさえ過去に1回しかしてない・・・あの頃は女の子でした・・・回想・・・おっと、Hさんの風貌が見えてくる「ご趣味」です。はやりロンゲですか?

名前: Sabimama [Edit] 2012-02-29 01:00

こんにちは^^

今回も素晴らしい曲ですね!
文句なく100点満点です。
迫力があって、映画音楽でもいけそうな感じです。
ライブも鳥肌ものですね。
歌唱力がハンパないし、お客さんのノリもすごいです。
個人的に「The Dark tower of Abyss」が良かったです。
それでは。

名前: nonpy [Edit] 2012-02-29 11:00

こんにちは

今でいう"HEAVY METAL"はシャウトがほとんどを占めていたり、メロディの部分に細くてきれいな声が好まれたりしてますよね。

こういう風に声量があってしっかり歌えるって、すごいなぁと思います (´∀`*)

名前: かっぽ [Edit] 2012-02-29 11:33

Sabimamaさんへ

そういえば、ソバージュの男など、そうそう見かけませんね。さすがイタリア人ですね。

僕の趣味ですか?特にロンゲにはこだわりませんが、40代まではロンゲでした。でも、ソバージュにはしてませんよ。(笑)

名前: H [Edit] 2012-03-01 00:05

nonpyさんへ

このBAND,独自の世界観をしっかり持っているので、僕は好きです。なんといっても、基本的に演奏がうまいです。

それにしてもnonpyさん鋭いですね。確かに映画音楽やRPG音楽でもいけますね。

そもそも「EMERALD SWORD SAGA」という物語を音楽で表現しているのですから、まさに映画音楽ですね。

名前: H [Edit] 2012-03-01 00:07

かっぽ さんへ

やっぱりBANDの顔であるヴォーカルは、バックの演奏に負けない声量の持ち主であったほうが、聴いていて心地良いですよね。

このBANDのヴォーカルは、いわゆるHEAVY METALの中でも、うまくて力強いヴォーカルだと思います。

名前: H [Edit] 2012-03-01 00:10

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