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イタリアのシンフォニック・メタルバンドRhapsody(ラプソディー)の3rdアルバム。2000年作。エメラルド・ソードを手にした氷の戦士たちの「闘い」がメインとなる本作品においては、シンフォニックな面がやや後退し、ギター・ドラムを前面的に押し出し、激しい「闘い」を表現している。

その「闘い」の激しさを現すためか、緩急よりもPOWERで押し切ってくる。シンフォニックにではなく、どこまでもメタルで押す方針のようだ。

曲目
1. Lux Triumphans
2. Dawn of Victory
3. Triumph for my Magic Steel
4. The Village of Dwarves
5. Dargor, Shadowlord of the Black Mountain
6. The Bloody Rage of the Titans
7. Holy Thunderforce
8. Trolls in the Dark
9. The Lost Winged Unicorn
10. The Mighty Ride of the Firelord


1曲目。荘厳なクアイアによる劇的なオープニングが、ドラマの始まりを物語る。

2曲目。オープニングから一転して疾走するRhapsodyお得意のパターンで、効用感溢れる疾走ナンバー。中間部のギター・ソロが力強い。ファビオ・リオーネ(Vo)ものびのびと、力強く歌い上げている。

3曲目。覚えやすい美しい旋律とRhapsody独特の勇壮感を併せ持つ力強い曲。ファビオ・リオーネ(Vo)ものびのびと、力強く歌い上げている。サビは相変わらず大合唱で壮大。

4曲目。中世的民謡調のバラード。ゆったりと幻想的な雰囲気で派手さはないが、この曲をアルバムの中間部に配置することにより、他の曲がいっそう引き立って聴こえる。

5曲目。即座に疾走曲。イントロからして素晴らしい。間奏部のギターソロのクラシカルなフレーズが心地よい。

6曲目。哀愁漂う美しいメロディから一転、力強く展開していく。勇ましく威厳に満ちた曲。分厚いクワイアが壮大さを一層引き立てている。ここでもギターソロは美しく、情感たっぷりに聴かせてくれる。

7曲目。このアルバムで最もパワフルでアグレッシヴな曲。まさに力強いシンフォニック激走ナンバー。ファビオ・リオーネ(Vo)も力強く歌い上げる。中間部の各ソロ・パートも曲調にあっており、こぎみよい。

8曲目。冒頭の短い少女のコーラスが印象的な、短いインスト曲。クラシカルなフレーズのギターソロが懐かしさを誘う。

9曲目。ドラマがクライマックスに近づいた事を知らせるドラマチックな疾走曲。ツボを押えたクラシック調の展開はクワイアも多用され、壮大さもあり、9分の大作であるが十分納得させられる構成だ。中間部のギターソロはメロディアスであり、高揚感あふれるサビまで一気に聴かせてくれる。最高のファンタジック・アドベンチャーだ。

10曲目。アルバム最後を飾るのは、静と動のメリハリが利いた、9分を超えるファンタジック大作。この曲もめまぐるしく変わる展開と、曲自体の構成力が高いため、聴き手を飽きさせる事無くひきつけて離さない。



ギターやドラムを中心とする演奏隊が、より全面に出ており、よりへヴィな仕上がりのサウンド・プロダクションは理解できるし、前作と比べ十分変化しており、その意味では正解だろう。

が、最後の2曲に大作を配置した構成は、賛否が分かれるだろう。若い世代にはいいかもしれないが、シニア世代には重く感じる。ここは、このアルバムの良否を決めるポイントだ。個人的には、最後の2曲連続大作は重過ぎる。


また全体に勢いがある変わりに、前作に比べファンタスティックでメロディアスな雰囲気が少なく、Rhapsody独特の高揚感があまり感じられなかった。逆に言えば、今まで以上のアグレッシブさがあり、ストレートなパワーメタルが好きなファンからは最も支持されるアルバムかもしれない。

個人的には、Rhapsodyとしての新しい側面を見せてはくれたが、得意としていた緩急の利いたシンフォニックさが後退したのは残念に思うが、これは個人の趣味の範囲だろう。全体を通してのクオリティは高いと思うし、「EMERALD SWORD SAGA」全体をとおしてみると、この展開もありかなと思う。


Rhapsody - Dawn of Victory


Rhapsody - Holy Thunder Force



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・7.0
メロディアス度・・7.5



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管理人不調です。

comment iconコメント ( 2 )

No title

おはようございます♪
一昨日、愛知から高校生の知り合いが吉祥寺に頭脳警察のライブを観に来ました。
高校生の女の子が心を掴まれるほど素晴らしいライブだったようですよ。
次回はわたしも聴きに行ってみたいと思いました。

名前: まりす [Edit] 2012-03-12 07:19

No title

女子高生と頭脳警察の組み合わせなんて、素晴らしいですね。それにしても、今、頭脳警察に心惹かれる高校生って、いい感性していますね。

名前: H [Edit] 2012-03-21 13:50

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