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イタリアのシンフォニック・メタルバンド、RHAPSODY(ラプソディー)2001年発表の「 Rain of A Thousand Flames 」(レイン・オブ・ア・サウザンド・フレイムス )。

このアルバムは次作「Power Of The Dragonflame」のプロローグといういうことで、やや変わった位置づけの作品だ。しかし内容的にも演奏時間的にも、フル・アルバムに近い充実度を保っている。基本的なサウンド・プロダクションは前作と一緒だ


曲目
1. Rain Of A Thousand Flames
2. Deadly Omen
3. Queen Of The Dark Horizons
4. Tears Of A Dying Angel
5. Elnor's Magic Valley
6. The Poem's Evil Page
7. The Wizard's Last Rhymes


1曲目。 今までのRHAPSODY的展開とは違い、いきなり放たれる疾走チューンは、さらなる戦いへの激しさをます、ファンタジーの世界に聴き手を誘う。中間部のルカ・トゥリッリ (g) のギター・ソロも激しい。

2曲目。 RHAPSODYとしては珍しい、ピアノの演奏で厳かに始まる小曲。

3曲目。 14分近い大作だが、メリハリのある展開なので、聴き飽きることは無い。女性のスキャットが効果的に配置され、久しぶりにRHAPSODY的高揚感を感じる曲だ。

前アルバムのストレートなパワーメタル一辺倒から、このような静と動を効果的に使い分けた曲が入っている点は、個人的にRHAPSODY的ファンタジー世界に感情移入しやすく、ほっとする。

4曲目。 とにかく、切なくなるほどの芝居がかったナレーションが印象的な曲。ただ長いナレーション部は、歌に昇華できなかったのか?と思う。

5曲目。 バイオリンと笛による、民謡調の短いインスト曲。

6曲目。 正直言って、すでにどこかで聴いた事のあるような感じがする曲。 RHAPSODYの曲としては展開もありふれたものだし、特別な印象は残らない。

7曲目。 ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を引用ではなく、そのまま曲に組み込んでいる。そのチャレンジ精神には頭が下がるが、その何の捻りも無い使い方は、クラシック・ファンからは失笑モノの出来だろう。

普段メタルしか聴かない人にはわからないと思うが、これならオリジナルの交響曲第9番「新世界より」を聴いた方が百万倍も感動するだろう。原曲に完全に負けている。 RHAPSODYはメタル的アプローチでは、フルオケの迫力・美しさには到底及ばないことを暴露してしまった。

アルバムとしては次作への繋ぎのミニ・アルバムなのだろうが、サウンド的に落ち着きが無く、どっちつかずの印象を受ける。

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の組み込み失敗などもあり、個人的印象としては、どこか完結仕切れていないもどかしさを感じるアルバム。とはいえ、全体のクオリティは高いので、聴く価値は十分にある。


Rhapsody - Queen Of The Dark Horizon


Rhapsody - The Wizard's Last Rhymes


50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・7.0
メロディアス度・・7.0


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