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フィンランドのシンフォニック・メタルバンドNIGHTWISHの4thアルバム。2002年発表。(リマスター盤は4曲のボーナス・トッラク付)

メンバー交代があったのか、それともゲストなのかは不明だが、男性ヴォーカルのパートが増え、今までのアルバムとは一味違うサウンド・プロダクションになっている。(情報によるとベースのサミ・ヴェンスケが脱退し、後任に歌唱力のあるマルコ・ヒエタラが加入。これにより、ターヤとの男女ツインボーカルが可能になったようだ。)

曲目
1. BLESS THE CHILD
2. END OF ALL HOPES
3. DEAD TO THE WORLD
4. EVER DREAM
5. STAYING THE DREAMER
6. FOREVER YOURS
7. OCEAN SOULS
8. FEEL FOR YOU
9. THE PHANTOM OF THE OPERA
10. BEAUTY OF THE BEAST
11. LAGOON
12. THE WAYFARER
13. BLESS THE CHILD(EDIT)
14. END OF ALL HOPES(LIVE)
15. DEAD TO THE WORLD(LIVE)


1曲目はミドルテンポの壮厳な雰囲気を醸し出す楽曲だが、アルバムの最初を飾る曲にしてはインパクトに欠ける地味な曲。

2曲目。今までのNIGHTWISHらしい曲調で、へヴィで力強い。ターヤの歌声がはえる。

3曲目。マルコとターヤの男女ツインヴォーカルが新鮮な、緩急をつけた疾走曲。ターヤの声とマルコの声がうまく混ざり違和感は感じない。が、ターヤよりマルコの歌唱の方が際立って聴こえる。マルコの歌唱力は、なかなかのものだ。

4曲目。ターヤの音域を充分考慮して作られたであろう曲で、北欧的な哀愁を感じさせるメロディラインを持ち、ターヤも伸び伸びと歌い存在感を示している。

5曲目。へヴィーなギターリフで始まる曲で、ここでもターヤよりマルコの方が存在感を示している。ラップ風のテイストが感じられるが、その分メロディラインが潰れて、美しくない箇所があり、全体的に単調なイメージを受ける。

6曲目はゆったりとしたNIGHTWISHらしいバラードナンバー。美しいメロディにターヤの美声が映える。ここでは、オペラ風の歌唱ではなく、しっとりとした北欧風情を感じさせる歌い方で、曲調と良くマッチしている。

7曲目。ゆっくりとしたテンポの曲で、何十回と、このアルバムを聴いてわかったのだが、スローバラードの後に、スローな展開の同じ様な曲調が続くので、この辺で中だるみを感じる。一定のクオリティを充分満たしている曲だが、配置が悪いと思う。

8曲目は、これといって印象に残らない曲だが、マルコの歌唱力の高さだけが目立つ。マルコの歌唱力であるば、他のBANDでフロントを飾れるだろう。

9曲目。「オペラ座の怪人」のカヴァー曲。この曲はアレンジが光る。ターヤとマルコそれぞれの声質が相性良く、それが幸いして、音に厚みがでている。

10曲目。 3部からなる10分をこす大作。前半は、ゆったりとした雰囲気で流れていくが、メロディラインには特徴が無く面白みに欠ける。続く中盤は、ようやく激しいギターリフの上にターヤの声がのり、NIGHTWISHらしいサウンドになる。そして後半は、壮大なコーラスが鳴り響き幕を閉じる。

11曲目。これも、ゆったりとしたナンバー。ただ仕上がりとしては、一瞬前作のアウト・テイクかと思うほどだ。

以上(基本的にボーナス・トラックのコメントはしない)


男女のツイン・ヴォーカルの導入や、オーケストラの導入など、新しい試みも行っているが、全体的にコンパクトにまとまり過ぎて、NIGHTWISHらしい高揚感が感じられない。それに楽曲の出来不出来が激しい感じがする。

ターヤがオペラ風に歌い上げる箇所も少なく、じっくり聴かせる曲ばかりが並んでいて、これっと言ったキラーチェーンも無い。

やはりこのクラスのBANDであれば、アルバム「OCEANBORN」の「 THE STARGAZERS」クラスの楽曲をリスナーに提供しなくてはならないし、そうでなければ、リスナーを納得させるのは難しいだろう。 とは言え、楽曲のクオリティは十分高く、聴き応えがある事は確かだ。

本アルバムは、メタル系サウンドを捨てて、ヨーロッパ受けするであろうポピュラーなサウンド指向へと舵を切った、一般受けを狙ったアルバムだ。


Nightwish - Dead to the World


Nightwish - Ever Dream with lyrics



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.0
メロディアス度・・8.5


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comment iconコメント ( 3 )

こんにちは^^/

う~ん。男性ヴァーカルいなくてもいいような…(笑)
「Dead to the World」のターヤさんのソロのところが、好き。
とても幻想的でステキでした。
「Ever Dream with lyrics」は、きれいにまとまった曲ですが、ターヤさんの美声が抑えられ、残念です。
同じBANDでも、アルバムによって、イメージが違ってきますね。
メンバーのチェンジがあると、雰囲気が変わってしまうのは、以前のファンとしては、戸惑うところかな~?
ではe-463

名前: nonpy [Edit] 2012-04-18 09:15

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名前: - [Edit] 2012-04-18 22:12

nonpyさんへ

HMバンドはメンバーチェンジ多くないですか?
なんとなくそんな感じがします。

まあ、それはそれで、大人の事情があったりして
しょうがないのでしょうが、

Nightwishに関して言えば、この後ものすごい
メンバーチェンジがあって、びっくりしますよー。

名前: H [Edit] 2012-04-19 00:09

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