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前作から4年の時を経てリリースされたNightwishの7th。2011年12月発表。

メタル的部分はほとんど姿を消し、同名の映画が製作中ということもあってか、非常にシネマチックなサウンド・プロダクションとなっている。これはもはやヘヴイメタルとは言えないだろうし、賛否両論が入り交じるだろう。

曲目
1. Taikatalvi
2. Storytime
3. Ghost River
4. Slow, Love, Slow
5. I Want My Tears Back
6. Scaretale
7. Arabesque
8. Turn Loose The Mermaids
9. Rest Calm
10. The Crow, The Owl And The Dove
11. Last Ride Of The Day
12. Song Of Myself
13. Imaginaerum


1曲目。オルゴールのメロディに乗せてマルコの歌声が、物語の幕開けを告げる。シンプルで効果的な導入部だと思う。

2曲目。先行シングルとして発表されていた曲で、アップテンポの、ノリのいい曲。リズムの強さに対し、アネット・オルゾン(Vo)のヴォーカルが弱いと感じるのは、私だけか?

3曲目。マルコのダミ声とアネットの可憐な声が織り成すシンフォニックな曲。後半に向かって盛り上がっていくNightwishらしい曲。

4曲目。何か懐かしい映画の一場面を見ているような錯覚に陥るような曲で、ヘヴイメタルとは無縁の、まさに映画音楽のようだ。ゆったりとしたうねるような感覚が心地よい。

5曲目。マルコとアネットがツイン・ヴォーカルをというNightwishお得意の曲。バグパイプを使用して変化をつけてはいるが、ヘヴイメタルと呼ぶには物足りないサウンドだ。

6曲目。映画的と言うか、まるでコミカルなサーカスのような展開の曲。演奏隊の音圧が低いせいか、ここではアネットの声もよく映えるし、若干だが成長の跡も感じられる。

7曲目。 6曲目と間を置かずして演奏されるインスト曲。ヘヴイメタルとは無縁の、どこかアラビアンナイトのような映画音楽のようだ。

8曲目。これもヘヴイメタルとは無縁の民族音楽風の曲。広大な砂漠を横断するキャラバンが連想される。

9曲目。マルコの歌声が、久しぶりにこれはNightwishのアルバムであることを思い出させてくれる。それだけこのアルバムは、今までのNightwishのイメージからはかけ離れているのだ。この曲も映画音楽そのものだ。

10曲目。 マルコとアネットのためのフォークソング。アネットの声質はヘヴイメタルよりも、フォーク調の曲にマッチしている。

11曲目。 久しぶりに今までのNightwishらしいスケール感に満ちた曲。しかしそうなると、やはりアネットの声が埋もれがちになってしまう。

12曲目。 これも今までのNightwishらしい展開で聴かせてくれる曲。しかしながら、後半部分はただのセリフパートで、映画的といえば映画的だが、映像が無いので退屈ではある。

13曲目。 出だしからして完全な映画音楽で、本アルバムのNightwishの方向性をはっきり見せてくれる曲。チャップリンの映画や、「チャーリーとチョコレート工場」を見ているような感じがする音楽だ。



クオリティは相変わらず非常に高い。じっくりと腰を据えて制作されたのだろう。しかし、はっきり言って、これは映画音楽であって、ヘヴィメタルではない。ツォーマス・ホロパイネン(Key)の個人的趣味に満ちているアルバムだ。

商売上手なNightwishの事だから、いろいろな目論見があるのだろうが、今回のアルバムに限って言えば、ヘヴィメタル・ファンを切り捨てて、新境地を開こうとしている感じがする。よってヘヴイなメタルサウンドを求めるファンには、本作は不要だと思う。が、それ以外の新しさに、意味を見いだせるファンは、聴いておいたほうがいいかも知れない作品だ。

個人的にはBANDの大きな転換期をむかえた意義深いアルバムだと思う。


Nightwish - Storytime


Nightwish- Ghost River


50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.0
メロディアス度・・8.0



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comment iconコメント ( -2 )

こんにちは。

2曲とも、ノリが良く、サウンド的には聴いていて、申し分ない出来だと思います。
『Storytime』は、ヴォーカルに、もう少し迫力がほしいような気がします。声の重みがモノ足りません。(綺麗な声はしていると思います)
『Ghost River』は、作品としてキレイにまとまった曲ですね。これは、これで素晴らしいと思います。
自分としては、以前のナイトウィッシュのイメージが強く、ターヤさんの美声が忘れられません。
何だか違うバンドのような感じです。
以前とは違ったファンが増えることでしょう。
これからの活動も楽しみですが、ターヤさんファンの自分は、いまいちヴォーカルに納得できません(笑)
それでは、失礼します。

名前: N [Edit] 2012-05-13 06:17

Nさんへ

確かに楽曲は申し分ないのですが、どうしてもターヤのヴォーカルで聴きたかったなと、個人的には思います。

そのターヤですが、ソロアルバムを何枚か出しているので聴いてみましたが、Nightwish時代のような迫力は感じられませんでした。

あのNightwishの黄金期はBANDとターヤが、良い意味で化学反応をおこしていた、黄金時代なのかもしれません。

名前: H [Edit] 2012-05-14 00:11

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