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ELEMENTS PART 1に続き同年に発表されたELEMENTS PART 2は、 STRATOVARIUS(ストラトヴァリウス)の10作目となるアルバム。

前作「ELEMENTS PART 1」とほぼ同時期に作られた曲であるという事が信じられないほど、サウンド・プロダクションに変化があるアルバム。シンフォニックで大仰なアレンジは後退し、より繊細で緻密な構成になっている。尚、「ELEMENTS PART 1」では「火」と「水」を象徴していたが、本作では「地」と「風」の象徴になる。


曲目
1. Alpha & Omega
2. I Walked To My Own Song
3. I'm Still Alive
4. Season Of Faith's Perfection
5. Awaiken The Giant
6. Know The Difference
7. Luminous
8. Dreamweaver
9. Liverty
(国内版にはボーナストラック10. Ride Like The Wind)


1曲目はPART 1の終わりを引き継ぐかのように波音のSEで始まる。あえて疾走曲ではなく、ミドルテンポの曲。荘厳さを兼ね備えた、重厚でどうしようもない悲しみを感じる曲を、1曲目に持ってきた事からも、「ELEMENTS PART 1」とは方向性が違う事が予想できる。

2曲目。やや早めの曲調で、以前と違いキーボードよりギターが前面に出るように創られている。そのためかリズム隊の輪郭がより引き立って聴こえる。

3曲目でようやく疾走曲がでてくる。STRATOVARIUSお得意の曲調だが、これも哲学的で実に奥深い。ティモ・コティペルト(Vo)のハイトーン・ヴォイスがやや苦しそうに聴こえる場面もあるが、いつものご愛嬌。

4曲目。アコーステックなバラードで、内容は意味深い。クラシックからの旋律の引用をアクセントにティモ・コティペルト(Vo)のヴォーカルが映える。プログレッシブ・ロック風の味付けもされている。

5曲目。へヴィなミドルテンポの曲。やはりキーボードよりギターが前面に出るように創られている。サウンド自体は平凡だ。

6曲目。STRATOVARIUSお得意のパターンの曲。今までのファンをひきつけておく為にも必要な曲だろう。ここではキーボードが超絶プレイを見せてくれる。ティモ・コティペルト(Vo)の声が辛そうな場面も含めて、 STRATOVARIUSファンも一安心だろう。

7曲目。PINK FLOYD(ピンク・フロイド)の様なプログレッシブ・ロック。曲自体に新鮮味は無く、歌詞の内容に重点が置かれている。

8曲目。ミドルテンポの曲。これと言った特徴に欠ける曲。

9曲目。2部構成のアルバムを締めくくるバラード。ティモ・コティペルト(Vo)が情感豊かに歌い上げるのだが、今一つメロディが弱く、高揚感に欠ける。しかしその歌詞はタイトルどおり「束縛から解放されて得る自由」を表現している。


「ELEMENTS PART 1」に比べると印象的なメロディは少ないが、そのかわり内面的な事柄をうまく音楽に変換している。そのため一見地味な印象を受けるが、内省的な歌詞の内容は、STRATOVARIUSのアルバムの中でも、もっとも充実している。

とはいえ、メロディック・スピード・メタルの代表であるSTRATOVARIUSの作品にしてはは物足りなさが残る。素晴らしい歌詞、新しい試みとBANDとして先に進もうという姿勢には共感するのだが、アルバムとしては微妙な立ち位置にあると思う。傑作と言うには今一つだし、だからと言って凡作ではないという感じだ。


Stratovarius - I Walk To My Own Song


Stratovarius - I'm Still Alive



50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.0
メロディアス度・・8.0



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PAPER BLOOD / ROYAL HUNT

ELEMENTS PART 1 / STRATOVARIUS

comment iconコメント ( 2 )

こんにちは

Stratovarius のI'm Still Aliveは、最高です。Nの好きなサウンドでした。このアルバムは、Nにとって好き嫌いがありそうで、買うのにためらいがありますが、I'm Still Aliveは、
素晴らしい曲でした。では、失礼します。

名前: Nです。 [Edit] 2012-06-14 05:07

Nさんへ

確かにPT2はPT1に比べて、曲によって波があります。

平均以上の仕上がりだとは思うのですが、その辺は感じ

方に個人差があるので、難しいところですね。

名前: H [Edit] 2012-06-15 02:03

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