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日本人がイスラム国というテロ集団に殺害されました。
テロリストの底なしの残忍さは、僕の人間に対する思いを
再構築しなければならないほどの残虐性でした。

イスラム国というテロ集団に殺害された全ての人に哀悼の意を表します。

今回の事件で100人いれば100の意見・解釈があるでしょう。
それでいいと思います。それが自然です。
僕も個人的意見を書いてみます。

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非常に残念な結果になってしまいました。
僕の言う残念な結果というのは厳しい表現ですが
日本人がテロリストに殺害された事よりも
危機管理意識の薄い日本人のせいで
日本人全体がテロ集団であるイスラム国の標的になった事です。

勘違いしないでほしいのはイスラム国のテロリストに殺害された
人間は日本人だけではないという事です。

遅かれ早かれ日本もテロリストの標的にはなったと思いますが
2人の危機管理意識の薄い日本人のせいで
それが加速された事は事実でしょう。

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あの2人が何故危険を犯してまでテロ集団のいる場所に潜入したかは
知りませんし知ろうとも思いませんが、無謀な行為であったことも事実。

一部でジャーナリストの人を英雄扱いしていますが、
僕から見ると命を粗末に扱った愚かな人間に感じます。
何故なら後先を考えず感情だけで行動し、好奇心・功名心を抑制できなかったからです。

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それは戦場カメラマン・渡部陽一氏の危機管理に優れた戦場取材の掟の真逆を行く
行為だったからです。

戦場カメラマン・渡部陽一氏は戦場取材の掟として

1・最前線行く時は世界最強の軍隊の自走砲部隊と行動する
2・ゲリラが蔓延る地域には近づかない
3・戦場が流動的なところには行かない
4・国外の難民キャンプとかを中心に取材する
5・護衛がいても危ない所には近づかない
6・国境地域から一歩も紛争国の中には基本的に入らない
7・捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格
8・ボディガードはその地域最強の奴を大金で雇う

と言っています。
好奇心・功名心を抑制した見事な危機管理意識だと思います。

人間として最も大事な事は与えられた生命を大事にする事です。
それはジャーナリストであっても同じです。
危険な場所での行動であるからこそ、一般人以上の自制心が求められます。
万一の場合の覚悟などという幻想は抱かず、生命を優先すべきなのです。

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渡部陽一氏は言っています。
7・捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格
まさにその通りの重い言葉です。
ジャーナリストを名のる者は渡部陽一氏の掟を理解すべきでしょう。
経験値など何の役にも立たない事を知るべきです。
いくらフリーの立場のジャーナリストであろうとも
越えてはいけない一線はあるでしょう。

ジャーナリストはジャーナリズムの本質が何であるのか
この機会にもう一度再確認されてはいかがですか。
生命以上に大事なものがあるのでしょうか。

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基本的に悪意を持っているのはテロ集団であるイスラム国です。
殺害された日本人を含め日本に悪意も罪もありません。

しかし現実問題としてテロ集団に名指しで敵として認識された日本は
国家として何らかの対策を取らねばならないでしょう。

その意味でも、テロ集団を異常に興奮させてしまった2人の行動は
やはり配慮の足りない自制心のない無謀な行為で
命を粗末に扱った代償は大きいと思います。

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今後多くの人間が卑劣なテロ集団に人質として拘束される可能性が高いでしょう。
テロに屈しない姿勢は立派ですがそれだけではどうにもならないのが現実です。

テロに対してどのように対応していくのか日本国民も真剣に考えないと
ならない時代になりました。

今後はイスラム国支配地域への渡航を自粛勧告するだけでなく
強制力を持った渡航中止権も必要でしょう。
決定しなければならない事は山のようにあります。
まずは日本人の危機管理意識を高める必要があると思います。

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それと何より必要なのは、戦う勇気ではなく、かわす勇気です。
戦い合う事は、それこそ泥沼に両足を入れるに等しい愚かな行為です。
日本は戦わない国と世界に認識させましょう。欧米に追従する必要はありません。
能ある鷹は爪隠すですよ。

70年間戦争を放棄した日本という特殊な国が欧米以外のテロ対策の
見本を示すべきでしょう。
原爆を2発も落とされ、多くの命を失った日本ならではの、報復という形ではない
テロ対策が必ず見つけられるはずです。

私達は、日本に狂気の原子爆弾を2発も打ち込んでおきながら、
反省の色など微塵もなく、いまだに世界の何処かに
無慈悲に爆弾を打ち込み人間を殺戮しているアメリカさえ許しました。

私達日本人は世界でもまれな、「許し」を心得た民族なのです。
私達のすべき唯一のことは、争うことではなく無償の愛を学ぶことです。
それが人生の意味です。日本人には可能でしょう。

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追記

アメリカはイスラム国占領地に対して空爆を行っていますが
武力攻撃では何も解決しないでしょう。
暴力に対して暴力で答えることはさらなる悲劇を生むだけで
平和は遠ざかっていくでしょう。
それはすでに歴史から学べる事ですが、同じ歴史を繰り返してしまう所に
人類の危機の源があるのかもしれません。



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comment iconコメント ( 15 )

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名前: - [Edit] 2015-02-12 19:44

エイチさん、納得しました。彼らが奪う命も誤爆と称して一般人を殺す命も同じ命です。日本人は自分の頭で考えないと。ヒトまかせの人生は結局のところ空疎であり責任がなく、世界に対しても責任のない国となります。

名前: もこ [Edit] 2015-02-12 23:01

おはようございます
暴力で暴力に返すのは悲劇の連鎖になるだけだと思います。
捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格……重い言葉です。

名前: ネリム [Edit] 2015-02-13 08:21

こんにちは。

確かに、ジャーナリストだから何をやっても許される
という「思い上がり」は、大きな勘違いだと思います。

また、後藤さんは、確かに心優しいジャーナリストではありましたが
湯川さんを助けに行く・・・といった時点で
ジャーナリストではなく、秘密工作員というか、民兵というか
要するに「パーソナルな戦闘員」になったわけですから
その時点で、すでにジャーナリストではなかったわけですね。

そしてまた、自分は「自己責任」と思っていても
周囲は(政府も含めて、日本という国の場合は)そうは思わないのだ
ということも、忘れてはならない大切なことだと思います。

日本人と日本のパスポートが、世界で信頼されているのは
そういう事の結果だと思うわけですね。

ただ一つ、絶対に忘れてならないのは
だからと言って、イスラム国のやっている事は
絶対に許してはならない!・・・という事ではないでしょうか?

誰がなんと言おうが、いかなる理由があろうが
一番悪いのは、イスラム国です。

名前: 癌ダム4G [Edit] 2015-02-13 10:14

もこさん、こんにちは。

生命に上下はありませんよね。生命自体は平等です。
ただ生命が生命を奪う事は無慈悲なことで愛がありません。

そして人任せの人生にも愛はなく虚しい人生です。
人任せの人生は現実逃避です。
人間は自由であるとともに
自由には責任が伴うことを知らなければならないと思います。
それは世界に対しても責任が伴うことを示しています。

名前: H [Edit] 2015-02-13 18:24

こんにちは

Hさんの御意見は、今の私には全て正しいのかどうかわかりません。
しかし、少なくとも御意見はとても中立で優しく誠意あるものだと
いうのは充分に理解出来ます。

「テロの憎む」...当然すぎる言葉ですが、その言葉を盾に、
あらゆる言論を封殺しようとする政府や為政者、
それに怖々追随するしかない大手マスコミ...そちらの誠意のなさ、
柄の悪さがとっても気になります。

名前: pipco1980 [Edit] 2015-02-14 00:07

>一部でジャーナリストの人を英雄扱いしていますが、
>僕から見ると命を粗末に扱った愚かな人間に感じます。
そうです。その「命」とは、当人の命と、日本人全体の命でしょう。
当人はたとえ自分はどうなってもいいと考えたとしても、他の人たちに
及ぶ影響も考えるべきです。それが人間のおとなの思考というものです。


一昨日、アメリカでイスラム教徒の学生3人が射殺されました。
真相は知りませんが、なんにせよイスラムの宗教が悪いのではなく、
その教えとは反する極端な思考を持つ過激派の考え方に問題があるのです。
イスラム教とキリスト教、ユダヤ教は、同じ旧約聖書を使っており、
その聖書は、無慈悲な故意の殺人を是とはしていないはずです。

ある写真家に対する「渡航中止権」の発動についても、マスコミなどでは
《自由の束縛だ》という非難がありますが、日本人全体の命が心配なので、
当局はそういう制限をしているのだ、ということを認識すべきです。

>戦う勇気ではなく、かわす勇気です。
そうです。いい言葉です。このことがもしもロシアや中国で起きたなら、
さあ軍隊を出せとか、すぐ報復せよ、と気軽に言うだろうかとも思います。

名前: ☆バーソ☆ [Edit] 2015-02-14 13:51

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名前: - [Edit] 2015-02-14 15:15

ネリムさん、こんにちは。

そうですね。ネリムさんの言われるように
「暴力で暴力に返すのは悲劇の連鎖になるだけ」

それは歴史が証明しているのにいまだに暴力には暴力的な
対応しかできない人間ってなんだろうと思います。

名前: H [Edit] 2015-02-14 17:08

癌ダム4Gさん、こんにちは。

癌ダム4Gの言われるように「ジャーナリストだから
何をやっても許される わけではない」に同意します。

確かにあの時点でジャーナリストの人の行動は
ジャーナリストの範疇を超える行動でしたね。

僕は危険な場所での行動であるからこそ自制心が求められ
万一の場合の覚悟などという幻想は抱かず
生命を優先すべきという立場です。

確かに最も悪意を持ち狂気に満ちた集団はイスラム国です。
日本人だけではなく多くの人間を殺戮しているテロ集団です。
イスラム国は無慈悲なテロ集団である事は言い逃れはできません。

ただ「目には目を」式の旧来の方法では、もはやテロは制御できない
と思います。まさに狂った時代だと感じます。
それと何故イスラム国のようなテロ集団が生まれてしまうか
考える必要がありますね。

名前: H [Edit] 2015-02-14 17:10

pipco1980さん、こんにちは。

僕は基本的に大手マスコミは信用していません。

pipco1980さんが言われるように誠意のなさ、柄の悪さが
心底嫌いです。
マスコミなんて為政者のための、思考停止状態の広報活動集団でしょう。

現在のマスコミの作法は危険な感じが漂っていると感じます。
マスコミ関連の人は暴走するメディアがどのような結果を生み出すか
歴史から学んで欲しいです。

名前: H [Edit] 2015-02-15 04:52

☆バーソ☆さん、こんにちは。

>その「命」とは、当人の命と、日本人全体の命でしょう。

そのとおりです。今回の場合、そこまで考えて行動しなければ
単なる無謀な行為です。
そこまで考える余裕がなく、一時の感情で行動したのならば
僕からすれば愚かな行為としか思えません。


>ある写真家に対する「渡航中止権」の発動についても、マスコミなどでは
>《自由の束縛だ》という非難がありますが、日本人全体の命が心配なので、
>当局はそういう制限をしているのだ、ということを認識すべきです。

僕はこの手の他人の不幸を利用して売名行為をする
エセジャーナリストが現れるだろうと思っていたら、やっぱり現れました。
とても醜い人間です。この手の人間は何故自制できないのか不思議ですね。

マスコミもやれ言論の自由とか渡航の自由とか声高に言ってますけど
自由には責任が伴うし、自由でも越えてはいけない一線があることを
何故理解できないのか、これまた不思議です。


僕は争いあう世界に疲れてきました。何かが大きく変化して、
例えば地球の気候が大きく変化して、もう選択の余地なく
人間同士が助け合わないと生きていけない世界が来ればいいなと思ってます。

名前: H [Edit] 2015-02-15 05:10

冬の星屑さん、こんにちは。

スピリチュアリズムに関しては各個人個人が自由に扱えばいいと思っています。
確かに辛い時、何かを求めたい・何かにすがりたい気持ちはわかります。

ただ僕は、精神論的解釈より行為のほうが重要だと思っています。
生命は自分より困っている人を助けるためにあると思います。
自分が困っていても、もっと困っている人を助けるという行為は
矛盾しているかもしれませんが、結果として自分を助ける行為です。


うちの愛猫は胃腸が弱く血便が出たりしていたので、獣医さんに薦められて
ロイヤルカナンとヒルズのI/dを試したところ、ロイヤルカナンの方が
食いつきが良かったのと症状が劇的に改善されたので今はロイヤルカナンの
療法食に落ち着いています。
確かにお財布に優しくないですね。(^^ゞ


さて、提案があります。
それは自分の不幸・生き辛さを絶対値で観察しないことです。

例えば僕は不幸です。ある日近所の共同作業所に行ってみました。
そこには精神的・身体的に障害を持つ人々がいました。
ある日僕は自閉症の青年の隣に座っていました。
始めは何事も無く過ごしていましたが、青年が急に大声を出し立ち上がり
作業所内を走りだしました。僕はなすすべもなく戸惑います。
しかし戸惑っていいのです。それがあるがままです。
あるがままは不幸とか幸せとかいう尺度を持ちません。
ただ受け入れるだけです。

名前: H [Edit] 2015-02-15 05:14

お気の毒な結果でしたが、あの結果はある程度予想されたものであったと思います。
その予想される結果を承知の上で、ジャーナリストとしての使命に駆られて、
現地に赴いたのならば、それはもう個人の問題です。
でも、結局あのような形で映像が流れれば、日本国としては邦人救済のために、
何らかの手を打たねばならず、結局国としての問題になってしまいます。
そういうことを踏まえた上で、ジャーナリストとして、もっと別の方法を選択できなかったのか!それが非常に残念ですね。
テロリストに理屈は通じません。
彼らをどのように説得したとしても、彼らは彼らの信じるもののために
それ(テロ)は必要な手段だと考えているでしょうから。
そういう相手であることをよくよく認識して行動しなければならない、
それに尽きるのでしょうね。

名前: トマシーナ [Edit] 2015-02-19 13:04

トマシーナさん、こんにちは。

>テロリストに理屈は通じません。

そのとおりだと思います。
殺害されたジャーナリストはそれを知った上で覚悟して
危険地帯に行ったのですから個人の問題です。

ただ個人的にはあの状況であの行動を取れば危険である事は
わかると思いますので、何故自制できなかったのかなと思います。
いかなる理由があろうとも、自分の命を無駄に使う行為には反対です。

トマシーナさんの言われるように、
別の方法を選択できなかったのかなと思います。

名前: H [Edit] 2015-02-20 12:30

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