yes2.jpg

Amazon.co,jpで詳細を見る
Amazon.co.jpで詳細を見る(国内盤)

1972年に発表された「Close To The Edge」(危機)は、YES(イエス)の5作目。 LP時代はA面1曲、B面2曲の構成だった。(CDになってからボーナストラックが4曲追加されている)ジャケットのロジャー・ディーンによる美しいアートワークも含めてのトータル・アルバムだ。

曲名
1・Close to the Edge(危機)
(Ⅰ The Solid Time of Change(着実な変革))
(Ⅱ Total Mass Retain(全体保持トータル・マス・リテイン))
(Ⅲ I Get Up I Get Down(盛衰))
(Ⅳ Seasons of Man(人の季節))
2・And You And I(同志)
(Ⅰ Cord of Life(人生の絆))
(Ⅱ Eclipse(失墜))
(Ⅲ The Preacher The Teacher(牧師と教師))
  (Ⅳ The Apocalypse(黙示))
3・Siberian Khatru

タイトル・チューンの「Close To The Edge」(危機)は、演奏技術の結晶、形而上的な歌詞など、YESの代表曲というだけでなく、プログレッシヴ・ロックを代表する大作であり一大傑作だ。

19分ほどにもなるこの楽曲は、小鳥のさえずり声などのSEの後、 YES特有のベースがやたらとラウドなバンド演奏から始まる。しかし最初の数分はどこに行きたいのか解らない演奏だ。

やがてスティーヴ・ハウのギター・ソロが始まり、道を示しだす。そしてようやくメロディらしいメロディが流れ、歌が始まる。ジョン・アンダーソンの透明感に満ちたヴォーカルに耳が奪われる。

「Close to the edge Just by the river Seasons will pass you by I get up,I get down Now that it's all over and done Now that you find,now that you're whole.」の部分のメロディラインは美しく印象的だ。

気が付くと聴き手は崇高な雰囲気の幻惑的宇宙空間に連れて行かれる。 途中、ハモンド・オルガンの小さな音をバックにジョン・アンダーソンが静かに歌う部分はやがてひとつの高みに達し、ハモンド・オルガンの咆哮と入れ替わる。「I get up,I get down」のリフレインが心地いい。 そして再び疾走するBAND演奏が始まる。

中盤のパイプ・オルガンによる荘厳なパートからバンド演奏へ戻り、ハモンド・オルガンのソロを経て再度歌に戻り、クライマックスへ登りつめていくための激しく動く後半部分の流れはは圧巻だ。そして曲は「I get up,I get down」のリフレインで頂点に達し幕を閉じる。

壮大な曲構成、細部にまで凝った緻密なプレイなど、すべてが完璧に調和している。圧倒的に完成度の高い名曲でその形態は奇跡に近い。


1曲目の陰に隠れてしまってあまり語られることの無い、2曲目「And You And I」、 3曲目「Siberian Khatru」だがそれぞれ質の高い楽曲である事は間違いない。

2曲目「And You And I」はゆったりとした美しい調べの組曲。ステーィブ・ハウのアコースティク・ギターが素晴らしい。最後の部分の「And you and I?」が美しい。

3曲目「Siberian Khatru」は疾走感あふれる曲。リズム隊が素晴らしく、独特の浮遊感を生み出している。中間部のキーボードは必聴。


アルバム「Close To The Edge」(危機)は、黄金期のYES(イエス)が誰も到達し得ない領域まで近づいてしまった傑作だ。メンバーそれぞれの解釈やアイディアを詰め込んだ楽曲が、これでもかと炸裂している様は圧巻。黄金期のYESが創造した複雑緻密なプログレッシヴ・ワールドの結晶がここにある。

演奏メンバー
Jon Anderson(Vo)
Chris Squire(Ba)
Bill Bruford(Dr)
Steve Howe(Gt)
Rick Wakeman(Key)

Yes - Close To The Edge Live 1973 (complete)


50才以上の人でも腰抜かさないで聴けるか度・・8.5
メロディアス度・・9.0


↓↓よろしければポチっとお願いします↓↓
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

なぜ私たちは名声を求めるのでしょうか。

猫と遊ぶ・その3

comment iconコメント ( 4 )

懐かしいですね・・・

でも、このアルバム持ってないんです。
FragileというアルバムはiTunesで買いました。
昔はレコードを持っていたんですが、実家の倉庫の中に入っています(T_T)
Roundaboutという曲の最初のアコスティックギターのフレーズをよく弾いていました。

名前: hal [Edit] 2012-01-10 20:05

halさんへ

コメントありがとうございます。Roundaboutも、いい曲ですよね。halさん、結構70年代の音楽、詳しいですね。

名前: H(エイチ) [Edit] 2012-01-10 22:43

こんにちは^^

Hさんは、ロックがお好きなんですネ!
YESも演奏はすばらしいです。
私の知人もエレキでコピーしているバンドの1つです。
ご紹介の曲もいい感じ・・・
私は「ロンリーハート」が好きですねー♪
また、素敵な曲待ってまーす^^¥

名前: nonpy [Edit] 2012-01-11 09:36

nonpy さんへ

僕は子供の頃、ROCKで育ちましたから、いまだに聴いています。僕も昔はギター弾いていました。

nonpyさん、「ロンリーハート」などよく知ってますね。あれもPOPでいい曲ですね。

名前: H(エイチ) [Edit] 2012-01-11 12:32

コメントの投稿





trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)